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骨髄ドナー体験記!の、ようなもの。その3 [骨髄ドナー体験記]

なんか、ドナー候補になるとね、
あぁ自分の身体は自分だけのものじゃないんだなぁって
感覚になっちゃうのねー。ふしぎな感覚。

さて、しばらくすると病院から血液検査の結果が送られてきました。
無事、骨髄バンクの基準で問題ありませんという結果でした!イエィ!

この段階で、他の候補者(がいれば)と比較して、
より相手とのマッチングがよい候補者(がいれば)が選ばれます。
なので、待機状態です。待機状態のまま、怪我、病気等をしないように
慎重に生活しなくてはいけないのです。う〜〜、ドキドキ!

数日後、コーディネーターの方から電話があり、
ドナーとして選ばれましたという連絡が入りました。ヤッパリネ!
そして、提供方法も決まりました。
前にも書いたように、「抹消血幹細胞」提供という方法です!
これ聞いたとき、ホッとしたと同時に少し張ってた気が抜けました。
何故ホッとしたのかは、の・ち・ほ・ど!

ちなみに、提供方法の選択は相手の都合で決まります。
こちらの都合ではないのです。

「骨髄移植」は古くから行なわれている方法で、
全身麻酔をして行ないます。なので採取中の痛みはありません。
日程も3泊4日で済みます。
「抹消血幹細胞移植」は日本では新しい採取方法で、
成分献血のように採取しますが、薬を注射して血液中に
細胞を増やす日数が必要で、日程が4泊〜5泊必要です。

自分は何故かずっと「骨髄移植」で提供する覚悟でいました。
なので色々と調べていて、1つだけ気になっていたことがありました。

それは、全身麻酔の時にする、“尿道カテーテル”なのです!

知ってました?全身麻酔の時に尿道カテーテルするの!
挿入する時は麻酔が効いている時だからいいんだけど、
抜く時は相当痛い(人によって違うらしいが…)そうです。

うーーー、尿道カテーテルいやだー。
それだけが引っかかっていたんだよねー。

「抹消血幹細胞移植」の方でよかったー。
次回はリスクの話ね。

つづく!のだ。

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骨髄ドナー体験記!の、ようなもの。その2 [骨髄ドナー体験記]

えーっと、骨髄移植で最初に思い浮かぶのって、やっぱ白血病かな?
病に苦しむ幼い少年少女やアイドルを目指していたけど突然の病が発覚!
の美少女へ、突如救世主として現れた僕の骨髄が使われるのかー!
そんな妄想、少しぐらいしてもいいですか?いいよね。ね?

はい、ここから真面目な話。

コーディネーターの方から連絡が来て、
いよいよ病院で初対面&確認検査です。
事前にアンケートでどこの病院が都合が良いですか?
ってのがあって、2〜3病院ピックアップ出来るのだけど、
その中から自宅から一番近い病院に決定したのでよかった。

病院でコーディネーターの方とお会いして、診察室へ。
まずは、先に送られていたハンドブックをもとに、
コーディネーターの方から順番に説明を受けます。
・基礎知識、・コーディネート(候補者になってから終了まで)の進め方、
・採取について、・その他の事項、・費用と補償…等々の説明を約1時間。

何度も強調されるのは、
あなたは候補者の1人(あなただけではない)ということと、
決して強制ではないということと、
ドナーの健康と安全が優先だということ。

これは、やっぱり100%ノーリスクではないということと、
(このリスクについては後ほど説明しまーす)
体調が悪いのに、提供できるのは自分しかいないと感じて
無理して受けてしまうことを避けるためじゃないかな。

さて、骨髄提供ってどんな風にするかイメージできます?
みなさんのイメージって太い針を腰の骨に刺して、
チューチュー吸い取る感じですか?

それであってます!(笑)

あってますが、処置中は全身麻酔で知らん間に済んでます。
眠って次に気がついたら病室の中です。あとで説明しますね。

そしてもう1つ。

抹消血幹細胞採取という方法があるのです。
これはG-CSFという薬を注射して、血液中に造血幹細胞を増やして、
それを成分献血のように機械を通して血液中から抜き取る方法です。
今回、僕が行なったのはこちらの方法です。あとで説明しますね。

一通りコーディネーターの方からの説明が終わると、
その病院の担当調整医師から医学的な説明を受けます。
これは10分ぐらいで済んじゃった。いいのか?

全部の説明を聞いたあと、それでも提供してもらえることに
変わりがないか確認されます。
もちろん、変らないので提供しますよと答えました。

まず、何が一致すると骨髄ドナーになれるのか。
それは、「HLA」という白血球の型です。
赤血球の型はみなさんご存知のA、B、AB、O型に
Rh+とかRh−とかの組み合わせですが、
白血球の型は数種類から数十種類あって、
その組み合わせは数万通りあるそうです。
非血縁者の中で型が一致するってのは奇跡なんですね。

意志確認をとったあと、検査の為に採血をします。
更に細かい血液の健康状態と、他の候補者と比べて、
より白血球の型が合う候補者を選ぶ為です。
この時点でも、候補者は僕だけではないと強調されました。
なので、この結果次第で本当の提供者になるか決まるのです。

ま、なんとなく、候補者僕しかいないでしょ?
って感じてましたがね…。

この日はそんな感じで終わりました。
そして、その日から風邪等を引かないようにマスク生活です。

思い出しながらの説明で分かりにくいかもしれませんが、
頑張って最後まで書くぞ!

つづく!のだ。


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骨髄ドナー体験記!の、ようなもの。その1 [骨髄ドナー体験記]

この度わたくし、骨髄を提供する…、いわゆる骨髄ドナーとなりまして、
ドナー登録から適合通知に始まり、骨髄を提供するまで一通り済みました。
骨髄の提供が決まった時に、どうしても検査や入院でちょくちょく仕事を
抜けることもあるので、周りの人達に伝えた所、
全員が「すげー痛いんでしょ?」とか「危なくないの?」と、
心配してくれました。が、その時点でコーディネーターの方と何回か
面談もして、提供時から提供後の説明も聞いていたので、
100%ノーリスクではないにしても、まずまず、安全に提供できることを
理解していたので、あぁ、殆どの人は骨髄提供のイメージって
そんなもんなんだなぁと感じたので、ここに体験記なるものを
書き残しておこうかなと思います。
ただし、これから書くのは僕の体験なので、
他の人もそうだとは限らないので、その点だけご了承くださいね。

さて、どこから書こうかな。
っていうか、ここに書くの3年振りだがね(笑)

そもそも、わたくし、献血が趣味みたいなところがあって、
定期的に献血を続けていたんです。
その度に、骨髄バンクに登録でもしとこかなぁと思ってたんです。
で、ようやく、昨年末に登録をしました。
本当は、その1回前の献血の時に登録申込をしたのだけど、
献血終わってから申し込んだら、登録時の血液検査の為に採血するので、
できたら献血前に申し込んで頂けますか?と言われ、
その時は出来なかったのです。なんだよ!わかりにくいよ!
なので、今回はちゃんと献血前に申し込みました!

しばらくして、
日本赤十字社から無事登録できましたというお知らせが届きました。
その時点では「あぁ登録できたんだー」と思ったぐらいで、
それ以外は特に何も考えていませんでした。

そして年が明けてしばらくした時、ポストの中に、
(公財)日本骨髄バンクからオレンジ色の大きな封筒が届きました。
おもてには【大切なお知らせです。至急開封して下さい。】の文字が。
それだけで、何となく気がつきましたが、封筒をあけてみると…、

【重要】コーディネートのお知らせ(適合通知)

でした!はやっ!はやいよ!

そこには…、

【骨髄または抹消血幹細胞提供についてのご案内】
あなたの登録したHLA型(白血球の型)と登録患者さんの型が一致し、
あなたがドナー候補の1人として選ばれました。
今後、提供に向けて検査や面談を希望されますか?
資料に目を通して十分検討の上、返信して下さい。

とありました。
いや、提供するつもりで登録したんだもの。
もちろんドナー候補になりますと返信しました。

(公財)日本骨髄バンクに僕からの返信はがきが到着すると、
僕に担当者が1人付きます。
その方を、コーディネーターと言うのですが、
その人が、最初から最後まで僕と病院とのスケジュール調整を
してくれるのです。

ところがね、こっちがハイハイ!なりますよーって、
手を上げても、誰でもなれる訳じゃないんですね。

やはり、細胞レベルの移植ですから、
今度は提供する僕の血液はもとより、
身体の健康レベルが凄く重要になってくるのです。

まずは、コーディネーターの方との面談、
と同時に病院での検診から、いよいよ始まります!

つづく!のだ。


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